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ロバート・ミッチェル(Robert Mitchell)さん


 

ロバート・ミッチェル(Robert Mitchell)さん


2005〜2008年、2014〜2015年 豊浦高校のALT(外国語指導助手)を務める。

現在「下関クラフトビール」・「関門飲唐戸(Come On Inn Karato)」オーナー。

 

日本に来たきっかけを教えてください。


 私はパナマ生まれのパナマ人です。パナマは南北アメリカ大陸の境目にあり、海の恵みを受けた国です。太平洋と大西洋を結ぶ「パナマ運河」という名前は皆さん聞いたことがあるかと思います。公用語はスペイン語ですが多民族の文化が混ざり合った国です。高校卒業まではパナマで過ごしその後アメリカのピッツバーグ大学で映画を専攻しました。日本映画の魅力に取り憑かれ、ぜひ日本の文化を学びたいと思い2005年に来日しました。



そうなのですね!どうして豊高に来たのですか?


 まず日本で生活するにあたって東京や大阪などの大都市に住むことは考えませんでした。たまたま山口県が英語の教師を募集していたので応募し下関に来ました。山と海に囲まれたこの美しい景色はパナマのようで気持ちが落ち着きます。豊高の担当になったのは教育委員会が決めたことなので偶然と言えるでしょう。しかし私にとって豊高での教員としての生活はとてもハッピーでエキサイティングなものでした。



他の学校も行かれていたのですか?


 期間はさまざまですが、下関市内の幼稚園から高校まで計30校ほどを担当しました。



たくさんの学校に行かれていたのですね!豊高について何か思い出はありますか?


 最初の赴任先が豊高だったことはとてもラッキーでしたし、一番長い時間を豊高で過ごしました。生徒も先生もフレンドリーでクレバー。どのクラスも明るく活気に満ちていました。他の学校とは全く違います。放課後は弓道部へ参加し日本文化を学べたことはとても良い思い出です。またプライベートでも同僚の先生たちにはとても良くしていただきました。特に英語教師のミタニ(現豊高校長!!)には大変お世話になりました。あと体育教官室にもよく行っていましたよ。



現在は下関でパブやブルワリー(ビール醸造所)を経営されているとのことですがどういったきっかけで始められたのですか?


 元はイギリス発祥なのですが、パナマシティでもピッツバーグでも社交場としてパブがあります。学生だけでなく子供からお年寄りまで地域の人たちが気軽に立ち寄ることのできるお店です。残念ながら下関にはパブがなかったので自分で始めることにしました。当初は国内外のクラフトビールを週替わりで提供していましたが、ビール好きが高じて2021年に小さなブルワリーも作りました。今はパブで出すものは全て私の手作りのビールです。全部で約15種類のビールを作っています。瓶のラベルはパナマ伝統の模様MOLA(モラ)をモチーフにしています。


 

下関クラフトビール

​山口県下関市幸町2ー8


関門飲唐戸(Come On Inn Karato)

クラフトビールだけでなくカクテルやソフトドリンクもあります

​山口県下関市中之町2-14

 

今でも豊高とのつながりはありますか?



 残念ながら学校との直接のつながりはありませんが、当時教えていた豊高の卒業生達がパブに訪れてくれます。先生をしていたのはもう10年以上前のことですがとても嬉しく思います。今でも気持ちだけは豊高と強くつながっていると思っています。



最後に宣伝を!


 パブ(関門飲唐戸)は唐戸ドームの近くにあります。月曜日以外毎日17時から開いています。私は火金土曜日に、その他の日はイギリス人のマークがいます。私がいる時に「豊高卒業生」と言ってくれれば何かサービスしますよ。また下関クラフトビールは大丸やカモンワーフでも扱っています。幸町のブルワリーでものぼり旗が立っている時は販売可能です。ぜひ遊びに来てください!

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