舞台制作プロデュース業
（東京豊浦会にて同期の吉田がインタビュー）
吉田：豊高を選んだ理由は何でしょう？
これはもう一つしかないです。僕のおやじが豊高で、おやじと一緒のとこに行きたいと。文武両道でスポーツも盛んっていうところに憧れて。
吉田：部活は？
サッカー部。９４期のサッカー部は一時期強かった！１個前の代が県の決勝で負けて。俺らの代は１回戦でつるっと負けたよ（笑）。僕らがサッカー部で１年入ったときは３学年で１００人おったもん、部活に。
吉田：豊高卒業した後は？
卒業したあとは、僕はサッカーを続けたかったんで、広島の大学でサッカー続けた。大学卒業してからは東京に出た。役者をやってみたいなと思って東京。
吉田：大学時代に役者を志たいなと思ったって感じ？
いや、まったく思ってなかった。みんなが大学３年ぐらいから就職活動を始めて何をしようかなっていうときに、就職活動はせずにいて、なんとなーく役者やってみたいなーと思い始めて、取りあえず卒業したら東京行こうかなと。
東京来てバイトをまず始めて、バイトをしてると東京のバイトしてる人だちって大体そのバンドマンとか役者さんが多いわけよ。で役者を始めて、、、日活の監督さんのワークショップがあって、そこに通い始めて、そこで役者の経験をゼロから。演技なんかしたことなかったんでそこから勉強してって形。
吉田：それで、それが何歳ぐらいまで続くん？２２、３歳から。
役者は33歳ぐらいまでやった。１０年間ぐらい。フリーでの活動だったけど、バイトは30歳で辞めた。30歳になったらバイトはやめないとっていうことが決めてて。それで33歳ぐらいで、もうだいぶ裏方が多くなってきてて。役者やめて裏方で食おうって決めたのよ。
吉田：なるほどね。一つの人生の転機として続けるならまず30歳になったらバイトしながらの役者生活はやめようと思ってたってわけね。それで実際に30歳になったら実際に辞めて、そこからだんだんと裏方の仕事が増えていってっていう感じね。転機が３３って感じね。そこから実際裏方の仕事、裏方の仕事って何？照明とか？
制作プロデューサーとか演出とか始めて。プロデューサーは、キャスティングからやる。舞台の公演やりたいって言う人と一緒に組んで、キャスティングしてあげたりとか、音響照明さんを手配してあげたりとか、稽古場を手配して本番がつつがなく終わるようにやってあげる
吉田：今まで手掛けた仕事の中で何か印象的なのは？
今もやってますけど、子供向けのミュージカルを全国やってるんで、それかな。40歳ぐらいからその仕事をやって、今11年目なんですけど、まさかその年から、日本全国回るとは想像もしていなかった。
吉田：ちなみにうちのが17歳の長女がさ、声優の専門学校に2年通って卒業して、今、劇団に所属して役者を目指して、アルバイトしながらお金ためてる。来年東京に出てきて、30歳までこの道でやりないな、というのがうちの長女の目標。
悟の娘らしいね。向いてそうよ！
吉田：今回の同窓会総会から、Ｗｅｂ会報誌に変えて、特に現役の豊高生たちに見てもらいたいなと思ってて。それでいろんな先輩を取材していきよんよ。目的は何かっていうと、いろんな選択肢が、いろんな人生があるよねっていうのをなんか現役の子たちに見せてあげたいなっていう感じでね。
どう？卒業して豊高入って卒業して、あれから２８年経って今こうやってまたさ、東京豊浦会のＴシャツ着て。このつながりってっていうか、何なんだろうねこの不思議な感じ。他の高校行ったことないかわからんけど、どう豊高？
さっき言ってた部活終わってからみんなで遊んだ、あの盛り上がり、楽しかったよね。あれは本当に楽しかったな。
吉田：そうね。あれがずっと２８年繋がってるのかもしれんね。
ちなみにね、この前、プロデュースを初めてやる劇団さんあって、手伝いに入ったんよ。で、その公演に出演している役者さんが、豊高生だった。27歳か29歳ぐらいで、千秋楽で話してて、僕下関出身なんですよって言うから、何高って聞いたら、豊高って（笑）その子も役者を目指してるって。今週東京豊浦会あるから来ればって話して。役者を目指してる方は多いよね。今、演出やってる藤井くんっていうすごく頑張ってる子がいてね。だんだん名前も出てきて、演劇界で先輩も当然いらっしゃるし、もっと大きくなればいいかなっていうのはある。
吉田：いよいよ50歳。次の目標は？
下関に帰りたいと思っていて、それは実は会社にも伝えていて。どこまで演劇の仕事できるかなっていうのもありつつ、やっぱり下関に帰って生活したいなって思ってる。イベンター業で、僕らミュージカルとか結構扱うことが多くて、地元にそのミュージカルを呼んで興行するっていうようなことができればいいかなと思ってる。
今、全国回ってる演劇が下関でもあるし、来月も8月に光市でやってたりするわけで。僕が下関にいろんなミュージカルだったり、演劇どこかの会場でみんなに見てもらうようなことができたらいいかなって思ってる。
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